京都市京セラ美術館へ
今年の春は、みんなが色んな事に翻弄されました。
京都市京セラ美術館も、その一つ。
約3年改修工事を経て、本当なら3月にリニューアルオープンだったのですが、しばしお預け。
5月26日に、静かにオープンしました。
というのも、コロナ対策で、当面の間、
①京都府民限定
②時間予約制
での対応です。
私は、12時から12時半入場で予約をしました。3番目に並んでいます。間隔をあけて入場しますが、線引きなどはなく皆さんソーシャルディスタンスの意識がしっかりある感じでした。
さて、今回のリニューアルは、まさに故きを暖めて新しきを知る、が体感できる仕様。
さすが京セラ。
明るい屋内。
談話室。今はコロナ対策で使えませんが、雰囲気がありますね。
今回観た展覧会は、
杉本博司 瑠璃の浄土
写真撮影可能な作品もありました。
が、うまく撮れなくて断念。というか写真じゃ良さが伝わりませんね。やっぱり。
光学硝子五重塔だけ、どうぞ。
一番感動したのは、会場の中に三十三間堂が再現されていること。
「仏の海」と題されたそれは、1000体の観音立像と中尊を写真にとり展示してあります。まるで本当に三十三限堂に自分がいるかのようです。
中尊は、なかなか撮影が許されなかったそうですが、今回初めて許可が下りたそうです。
人が少なかったので、静かにこの佇まいを楽しむことができました。
また、敷地内にある七代目小川治兵衛の庭には、期間限定で杉本博司さんの硝子の茶室 聞鳥庵(もんどりあん)を観ることもできます。
左側に見えるのが茶室です。
ショップでは、クリアファイルを買いました。ノベルティーでエコバッグをくれました。これは嬉しい。
今回、良かったことは、ずばり、
「人が少なかったこと」です。
昨今の美術館・博物館での人の多さにぐったりしていた私にとって、この上ない快適さでした。
もちろん、今回は特別な事情があったからですし、京都府民限定も1日限りではないので、このように人が少なかったのだと思います。
が、なんらかの対策で、静かに観覧できるシステムを構築していただけたらいいな、と思います。
京都市京セラ美術館
https://kyotocity-kyocera.museum
なみ