HI!ROSE WAVE chapter2

Voiceタレント広瀬奈美のつれづれダイアリー

無題

 

 

大学卒業の年のちょうど今頃、

 

私は、卒業旅行へ行く準備をしていました。

 

全て支度を整えて、さあ家を出ようとしたその時、

 

電話が鳴りました。

 

祖父が亡くなった、

 

という電話でした。

 

その時、電話口で祖母が、

 

「奈美ちゃん、かまへんから卒業旅行行っといで。おばあちゃんもな、学生の時、ちょうど修学旅行でな、同じように親戚の人、死なはってな、修学旅行行けへんかってん。

その後、大人になって同じとこ行ってもな、やっぱりちょっとちゃうねん。その時に行かなあかんねん。」

 

と。

 

少し事情があって、祖父と初めて会ったのが小学5年だった、

 

というのもあるとは思いますが、

 

わたしは、ありがたくその言葉を受けて、卒業旅行に行かせてもらいました。

 

 

 

今日、コロナウイルスの影響で、春のセンバツが中止になったとのこと。

 

色んな人が、色々考えた上での選択。

 

生きていると、

どうしようもなく、

本当に理不尽で、

翻弄されて、

感情が揺すぶられるんだけど、

 

良いのか悪いのか、

それが、

人生のポイントとして、

後に残っていくのも確か。

 

そんな今年の3月11日は、

雨のち晴れ 時々風の、

なんだか騒がしい一日でした。

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なみ