文化財よ、永遠に
住友財団修復助成 30年記念 特別展示
「文化財よ、永遠に」
に行ってきました。
泉屋博古館は、住友家第15代当主、住友吉左衛門友純さんが収集された美術品を展示している美術館です。
青銅器をはじめ、書跡、絵画、茶道具などが収蔵されている知る人ぞ知る美術館です。
扉の取っ手も青銅器の文様風。
住友財団は、文化財の修復に大変力を入れていれてらっしゃるようで、
この展覧会は、その修復により当時の息吹が蘇ったたくさんの文化財が展示されています。
タイトルが、なんだか歌のタイトルみたいでカッコいい!と思いませんか。
書物や、屏風、絵画…いろんな修復された文化財がありましたが、
中でも、建仁寺の塔頭霊源院さんの毘沙門天立像は、興味深かったです。
この毘沙門天さんは、中巌円月坐像の胎内仏です。
正直、霊源院さんで見た時は、ちぃちゃ。
と思ったのですが(^◇^;)
胎内仏と聞いて見方が変わりました。
左手に水晶を持ってはって、その中には最澄が持ち帰ったという仏舎利が納められているそうです。
細かくて、躍動感のある仏様ですが、それを中にいれてしまう、っていうのが、煩悩まみれの私には、わかるようでわからない。笑
他には、いくつか映像で修復作業の様子を見ることができたんですけど、
ほーんと、気が遠くなる作業です。
装潢師さんがいる文化財を修復するお店は、日本でも数が少ないみたいです。
朽ちていくのは世の常だけど、
かけがえのないものを紡いでいくというお仕事、
大切な職業ですね。
おまけ
青空と芝の緑が気持ちよかったです。
自分の写真の技術の無さに愕然。
なみ