サプール2019展
「服が汚れるから争わない」
サプール2019展
サプールを撮り続ける写真家SAP CHANO さんと、ファッションデザイナードン小西さんのトークショーに行ってきました。
サプールとは、コンゴ共和国とコンゴ民主共和国という決して裕福ではない国で、オシャレを存分に楽しむ紳士達のこと。
月収の何倍もする高級ブランドに身を包み、舗装されていない道を独特なステップで闊歩する。
でも、道楽ではなくて、サプールという生き方は、争わないという哲学なんです。
「平和へのシンプルなメッセージ」
内戦が続いて、コレクションを全て失ったサプールもいらっしゃるとか。
日本にいたら、おしゃれを楽しめる事が、いかに平和か、全く気がつきません。
また、コンゴ共和国とコンゴ民主共和国では、選ぶ色が正反対であることも興味深いです。
コンゴ共和国は、原色。
コンゴ民主共和国は、モノトーン。特にヨウジヤマモト が大人気。
トークショーでは、CHANOさんにそれぞれのサプールのバックグラウンドをお話しいただき、さらにドン小西さんに、ファッションチェックをしていただきました。
服装から見えてくるものって、その人の内側なんだな。
鋭さと愛情たっぷりの、さすがのドンさんの解説。そして、その一瞬を逃さないCHANOさんのシャッター。
理屈抜きで、かっこい写真展でした。
おしゃれがしたくなりますよ。
っといいながら、わたしは、ドン小西さんにたっぷりダメ出し食らったのでした(笑)
なみ