「恋愛こそ生命の花である」
何年前かな、新聞の紙面にこの彫刻が載っていたのは。
なんて、美しいの。
その彫刻は、「接吻」と名付けられていて、作者はロダン。
記事の内容は忘れてしまったけど、とにかく、情熱的な「接吻」に目を奪われてしまいました。
そして、今年。
なんと、その「接吻」が、海を越え、イギリスから日本に初上陸するというではありませんか!
ということで、行ってきました。
NUDE ヌード
ー英国テートコレクションよりー
中は、空間を大胆に使った広々とした建物でした。
ロダンの接吻以外にも、いくつかの作品展示があるのですが、
接吻は、ちょうど中間あたりにありました。
こちらです。
しかも、接吻 だけ、撮影可能だったのです(涙)
だから、いろんな角度から撮ってしまいました。本当は、もっと沢山撮っています。(笑)
ああ、情熱的で美しい。
大理石で造られた筋肉が、滑らかさと力強さを表しています。
フランチェスカは、パオロの兄と結婚してるんですが、気持ちを抑えられなくなります。
そして、やがては不義が見つかってしまうんです。
だから、この 接吻なんでしょうね。
だって、安心感の中では、このような口づけは生まれないもん。笑
しかし、よく見ると、口元がハッキリ見えているわけではありません。
一周ぐるりと回って、必死に口を見ようとしましたが、
見えたのは後方から、僅かに腕の隙間からで、
そこは、
ただの、彫刻 にしか見えなかった。
やっぱりこの作品の、温度の高いところは、手です。
手が愛の深さを語っているのです。
多分(笑)
「恋愛こそ生命の花である」
とは、作者はロダンの言葉。
しかも、このロダンの文章を翻訳したのは高村光太郎だそうです。
高村光太郎は、彫刻家でもあったけど、愛に生きた人です。
この接吻をどう見たんでしょうね。
本当に本当に、観に行って良かったです。
☆おまけ☆
横浜って、平日ということもあるんでしょうけど、のんびりしていいところですね。
一番、横浜感を感じのはコレかも。(笑)
どんなに楽しい旅でも、京都駅を降りるとほっとするものですが、
昨日は、京都の人の多さに改めて驚きました。まるで、万国博覧会(笑)
なみ