HI!ROSE WAVE chapter2

Voiceタレント広瀬奈美のつれづれダイアリー

「恋愛こそ生命の花である」

何年前かな、新聞の紙面にこの彫刻が載っていたのは。

 

なんて、美しいの。

 

その彫刻は、「接吻」と名付けられていて、作者はロダン

 

記事の内容は忘れてしまったけど、とにかく、情熱的な「接吻」に目を奪われてしまいました。

 

そして、今年。

 

なんと、その「接吻」が、海を越え、イギリスから日本に初上陸するというではありませんか!

 

ということで、行ってきました。

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横浜美術館 

NUDE ヌード  

ー英国テートコレクションよりー

 

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中は、空間を大胆に使った広々とした建物でした。

 

ロダンの接吻以外にも、いくつかの作品展示があるのですが、

 

接吻は、ちょうど中間あたりにありました。

 

こちらです。

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しかも、接吻 だけ、撮影可能だったのです(涙)

だから、いろんな角度から撮ってしまいました。本当は、もっと沢山撮っています。(笑)

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ああ、情熱的で美しい。

大理石で造られた筋肉が、滑らかさと力強さを表しています。

 

この二人は、ダンテの神曲にある「パオロとフランチェスカ

 

フランチェスカは、パオロの兄と結婚してるんですが、気持ちを抑えられなくなります。

 

そして、やがては不義が見つかってしまうんです。

 

だから、この 接吻なんでしょうね。

 

だって、安心感の中では、このような口づけは生まれないもん。笑

 

しかし、よく見ると、口元がハッキリ見えているわけではありません。

 

一周ぐるりと回って、必死に口を見ようとしましたが、

見えたのは後方から、僅かに腕の隙間からで、

 

そこは、

 

ただの、彫刻 にしか見えなかった。

 

やっぱりこの作品の、温度の高いところは、手です。

 

手が愛の深さを語っているのです。

 

多分(笑)

 

「恋愛こそ生命の花である」

 

とは、作者はロダンの言葉。

 

しかも、このロダンの文章を翻訳したのは高村光太郎だそうです。

 

高村光太郎は、彫刻家でもあったけど、愛に生きた人です。

 

この接吻をどう見たんでしょうね。

 

 

本当に本当に、観に行って良かったです。

 

 

☆おまけ☆

横浜って、平日ということもあるんでしょうけど、のんびりしていいところですね。

一番、横浜感を感じのはコレかも。(笑)

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どんなに楽しい旅でも、京都駅を降りるとほっとするものですが、

昨日は、京都の人の多さに改めて驚きました。まるで、万国博覧会(笑)

 

なみ