時間の使い方
昨日は、ワークショップに参加しました。
Kaikado Caféで行われた「玉露の淹れ方 抹茶の点て方」の教室です。
こちらのカフェは、手作りの茶筒の老舗 開花堂さんが展開されています。
今回、茶器は朝日焼さんのもので、お茶は利招園茶舗さんのものでした。
どちらも宇治の老舗です。
そして、なんと直々に、淹れ方 点て方を教えてくださるという贅沢なものでした。
まず玉露から。
宇治で取れた茶葉だけを使用した玉露をいただきます。
よく玉露って、お出汁のような味、と表現されることもありますが、まさにその通りで、
グルタミン酸など旨味がぐっと詰まっているんだそうです。
けれど、熱湯を注いでしまっては、その旨味を壊してしまい、渋味だけが出てしまうので、(お出汁の取り方とまさに同じ)まずは60度くらいで一煎目をいただきます。
徐々にお湯の温度を上げていけば、二煎目、三煎目と茶葉が綺麗に開き、いいお茶なら四煎目くらいまで楽しめるそうです。
おいしい。(*≧∀≦)
家では飲んだことのないお茶の味。
そして、美しい緑。
続いてお抹茶。
こちらは、宇治の抹茶を3種類ブレンドしたもの。
ブレンドってコーヒーでもよくありますが、
単一では無い部分を補うために行うそうです。そうすることで、バランスの取れた深みのある味わいが出るそうです。
今回は、普段の抹茶の飲み方を教えてもらいました。
まず、茶漉しで抹茶を漉しておき、
少しの水で溶きます。
(表現を間違えてるかもしれないけど、片栗粉を調理前に溶く、あの感じ)
こうすると、抹茶の香りがフワッと漂います。
次にお湯を入れて抹茶を点てます。
そうすると失敗はないそうです。
いただいた感想は、
抹茶って苦くないんだ!
ということ。まろやかで、美味しい。
お菓子は中村軒さんの春のお菓子。芽生え です。中は黄味餡。個人的に超当たり。
白、黄、そして緑。寒さの中に春を感じますね。
お話を聞きながらゆっくりお茶をいただく。
なんて贅沢な時間の使い方。
そうそう、開花堂さんの茶筒は、百年以上使えるもので、
今でも百年越えの茶筒が、修理でやって来るそうです。
今回とても驚いたのは、参加者5人のうち、3人が男性。しかも、20代30代だと思われます。
数年前までこういうワークショップは、女性が中心だったはず。
朝活でいらしてた方も。
皆さん、有効に時間を使ってらっしゃるんですね。
お茶、
知れば知るほど深くて楽しい。
もうすぐ新茶の季節。
茶摘み体験などをやっている農家さんもあるそうです。是非やってみたいです。
なみ