藍するブルー
日本の伝統産業である藍。
阪神梅田本店では、「藍するブルー 藍の涼感」と題したイベントが開催中です。
その中で、藍師の永原レキさんのトークショーがありました。
藍染と聞くと、作務衣を着たすんごい職人さんがいらっしゃるかと思いきや、
なんと、サーファーのお兄ちゃんでした。(笑)
↑レキさん こだわりの藍染めのサーフボード
けれど、レキさんは藍と真剣に向き合っていらっしゃいます。
徳島県の海陽町ご出身のレキさんは、学生時代サーフィンの学生日本一に何度も輝くなど、サーフィンと共に過ごしてらっしゃったんですが、
海外などを放浪中に、どの国の人も地元をすごく大切にしていると実感されたそうです。
そして、自身の地元を想った時、自然も、歴史も、そして文化もあることに気づき、藍と出会われたそうです。
沢山、藍のお話を聞きましたが、本当に知らないことばかり。
⚫︎徳島県が藍の生産量日本一だということ
⚫︎藍は、自然由来の染料で、自然にも身体にも優しいこと
⚫︎元々薬効成分があり、漢方などに用いられ、食べられるということ
こちら、藍の種のお茶
⚫︎藍四十八色と言われ、藍だけで48の色の種類があること
そして、
藍は、一度で深い色はでないけれども、重ねていくうちに藍師の魂が込められていく。
ということ。
レキさんの爪は藍色に染まってました。
でも、熟練藍師の皆さんと比べたらまだまだなんだそうです。
さらに、
今こそ、この藍を世界に発信したいとも。
東京オリンピックのエンブレムは、野老朝雄さんの藍色の市松模様のものになりましたが、
阿波藍のロゴマークも、なんと野老さんが手掛けてらっしゃっるそうです。
いろんな想いや愛が込められたジャパニーズブルーを、世界中に知っていただきたいですね。
是非、行進の際のユニホーム、赤や白もいいけど、ナミは藍色押しでいきたいと思います。
そやけど、ホント、職人さんってかっこいいわあ。
なみ